AD/D=下山ワタル
PH=中川正子
ED=杉山 敦
CL=世田谷文学館
2006.9
世田谷文学館 秋の企画展 宮沢和史の世界
2006年9月30日(土)〜11月26日(日) 世田谷文学館
ミュージシャン宮沢和史の活動を文学的側面から改めて捉え直す、大規模な回顧展。フライヤー、ポスターのほか、チケット、招待状、展示会場で配布される20点以上に及ぶリーフレット等のデザインを担当。長年の盟友である編集の杉山さんとともに、企画から参加した。
以下は、展示概要より。
《詩集『夜ふかしの凡人』『未完詩』ほかの発表、ポエトリー・リーディング、敬愛する詩人の作品に言及して「詞から詩へ」の新聞連載など、積極的な文学活動によっても多くの読者の支持を得ています。また宮沢は、学生時代から親しんできた世田谷を舞台にした楽曲を作り、エッセイでも言及するなど、現代の世田谷を描いている作家のひとりです。 音楽家・宮沢和史は「歌をつくり、届けたい」という想いひとつで、日本のみならず世界各国への旅を続けています。一方で、この時代・この場所で何を語るのかを常に自己に問いかけながら、詞・詩を生み出すために言葉と対峙し続ける作家の姿もまた、宮沢和史その人です。現在のただ中に屹立する作家・宮沢和史が創り出す作品を受け取り、感じ、その中に自分の<言葉>を発見していくことは、今を生きる私たちにとって、何よりもリアルな<文学>であるはずです。 本展では、「旅する音楽家-宮沢和史」と「詞・詩人-宮沢和史」の視点からその活動の軌跡を追い、映像や自筆資料などの初公開資料とともに、これからも止まることなく走り続けるアーティスト、宮沢和史の作品世界に迫ります。》
⎯⎯ 世田谷文学館『宮沢和史の世界』ワークシート|杉山敦|note