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みんなともだちカロム、GOOD TOY 2019を受賞

2011年にデザインに関わったみんなともだちカロムグッド・トイ・アワード2019を受賞しました。
2019年5月25日(土)、四谷の東京おもちゃ美術館で開かれた授賞式に参加してきました。

⎯⎯GOOD TOY AWARD 2019


GOOD TOY AWARDについて
 
人々に長く愛され、楽しんでもらえるおもちゃを表彰する目的で設けられた賞で、全国のおもちゃコンサルタント約2000名の投票により、毎年50~60点が受賞作(グッド・トイ)に選ばれている。

受賞作は、東京おもちゃ美術館での一年間の常設展示のほか、ミュージアムショップや公式サイト上での紹介および販売、全国200ヵ所に設置された子育てサロン「おもちゃのひろば」の公認玩具としての活用など、様々な特典・恩恵が受けられる。

>>GOOD TOY(公式サイト)
>>グッド・トイとは?|GOOD TOY(選考基準など)

同年度発売のおもちゃといった縛りはなく、おもちゃコンサルタントたちが自分の目で見て今こそ勧めたいと考えるおもちゃが審査によって選ばれる。「みんなともだちカロム」についても制作者側からの働きかけなどは一切なく、主催者側からエントリーを勧める連絡が昨年あって、何回かの審査を経て今回の受賞に至ったとのこと(今年の林野庁長官賞は発売から40年、グッド・トイ大賞は10年)。

授賞式では、賞の授与のほか、今年度の受賞作約50点のブースが設置され、受賞したおもちゃに実際に触ることのできる交流会の時間も設けられた。作者(または輸入販売者)は皆、それぞれの場所でただ無心におもちゃと向き合ってきた人たちばかり。

そんな中でとりわけ目立ったのは、おもちゃの特徴や操作方法について熱心に質問する、おもちゃコンサルタントや美術館スタッフたちの姿だった。来館者や一般の方におもちゃの魅力を自分の言葉で伝えられるよう、メモを片手に問いかける様子が印象に残った。
 


みんなともだちカロムとは
 
東日本大震災の直後、絵本作家(シンガーソング絵本ライター)の中川ひろたかさんの提唱により作られたゲーム盤。福島県いわき市在住の原田由香さん(みんなともだちSHOP)の働きかけで同市の複数の業者が製造に参加し、その収益が地元の産業に還元されて、被災した地域の復興を支えるしくみとなっている。

カロム(carrom)はインド発祥といわれる、ビリヤードとおはじきが合体したようなボードゲーム。日本のカロムの中心地である滋賀県彦根市で使われていたカロム盤をベースに、お年寄りから子どもまで楽しめるようなアレンジを加えたデザインを施した。盤面中央の鳥の絵は、画家の村上康成さんが描いた復興支援プロジェクト「みんなともだちプロジェクト」のシンボルマークである。盤面には、いわき市で作られた製品であることを示す「MADE IN IWAKI, FUKUSHIMA」という文字も記されている。

みんなともだちカロムを使った公式大会「C1カロムグランプリ」が全国で開かれ(シンボルマークのデザインも担当した)、ゲームの普及に役立っている。

ぼくにとってはこれが初めての、木を使ったプロダクトのデザインだった。関わった仕事が長い時間をかけて人々に愛され続けるのは、作り手にとっての理想。みんなともだちカロムの製造と普及に努めた全ての方のおかげだと思う。このような栄えある賞に選んで頂けたことに深く感謝します。
 

東京おもちゃ美術館館長、みんなともだちカロムのスタッフと

 
⎯⎯みんなともだちカロム|P-Graph

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